Study 04.

セントエン
SEN to EN

Concept

竹の線の連なりを愉しむ道具です。駿河竹千筋細工を見た時、しなやかな竹の連なりが印象的でした。繊細で軽やかな「線」の連なりに美しさを感じたことをきっかけに、道具としての「もの」から考えるのではなく、「線」をどう魅せるか?を大事にデザインを進めました。
竹の「線」が持つ「しなやかさ」と「かろやかさ」をキーワードに進めていくうちに、線の連なりを動かせたら楽しいと思い、線を動かしていろんな線の連なりを愉しめるものを考えました。
開いたり閉じたり、覗いたり、つまんだり…
いろんな感覚で「線」を愉しんで欲しいと思っています。

designer:大畑友則
http://s-w-i-t-c-h.com

工業大学にて機械工学を学んだ後、多摩美術大学造形表現学部にてデザインを学ぶ。大学在学中から瀧ひろみと共にswitch designとして活動。プロダクトデザインを中心として、グラフィックや空間デザイン、アートディレクションなどを行う。暮らしの中で使う人の気持ちが豊かになることを目指してデザインをしている。

craftman:大村俊一
https:/https://www.creema.jp/c/sensuji-kuroda/item/onsale

株式会社竹大工房・静岡県静岡市出身。祖父の市太郎(現代の名工)、父の俊男(伝統工芸士)は共に静岡市伝統工芸技術秀士。祖父の市太郎に師事し駿河竹千筋細工の道に進む。平成8年度に伝統工芸士(総合部門)に認定される。「静岡の竹 静岡の技術 そして静岡らしさ」を理念に、生活の中で使える竹細工の製作活動を続けている。他の工芸従事者と定例会を持って意見交換をし、毎年共同で展示販売会を行っている。
また伝統工芸技術保存会「駿河竹千筋細工の部」の講師を勤め、静岡市のクラフトマンサポート事業においても新人を受入れるなど後継者の育成に努めている。

meets 01.

駿河竹千筋細工